みなさま、こんにちは。
リフォート特別講師 管理栄養士/ダイエット心理士(R)プロの渡辺亜里夏です。
夏は、冷房の効いたオフィスや自宅で過ごす時間が多く、クーラーの冷たい風を長時間浴びることで、体が冷えて血行不良に陥り、クーラー病(冷房病)といわれる体の不調を訴える人も少なくありません。
これは、夏の炎天下とクーラーがきいた部屋とを短時間で行き来して、急激な温度変化にさらされたり、長時間体を冷やし続けると、自律神経が正常に働かなくなってしまうことが原因と考えられています。
しかし、この暑さでクーラーを使わずに過ごすというのはあまり現実的ではないので、今回はクーラー病を防ぐための食生活から血行を良くする方法についてお伝えしたいと思います!
これらは、「クエン酸」という酸味のある成分を含んでいます。
クエン酸は、疲労回復に役立つことでも知られていますが、血液の酸化を抑えたり、血小板の結合を抑えたりすることで血液の流れを良くする効果も期待できます。
これらの食材には、「ビタミンE」が豊富に含まれていて、抹消の血管を拡張させて血行をよくする効果が期待できます。
ビタミンEは、高い抗酸化作用を持っているため、動脈硬化の予防にも効果的とされているのですが、同様に抗酸化作用のあるビタミンCを一緒に摂ることで、相乗効果が得られるため、組み合わせてとれるといいですね。
【ビタミンCを多く含む食材】
果物(とくにかんきつ類やイチゴ)、ブロッコリー、パプリカ
昆布やわかめなどのネバネバの正体である「アルギン酸」は、新陳代謝を活発にして血流を促す働きを持っています。
また、コレステロールの吸収を妨げて、体外へ排出させる働きや血糖値の上昇を抑えるといった効果もあるため、健康維持のために積極的に食べたい食品といえるでしょう。
納豆のネバネバの正体であるナットウキナーゼという酵素には、血栓そのものを溶かす効果があり、血液サラサラをさぽーとしてくれます。
ただし、血栓を防ぐワーファリンという薬を飲んでいる人は、納豆にふくまれるビタミンKが薬の効果を弱めてしまう可能性があるため、医師や薬剤師に相談しながらとるようにしてくださいね♪
青魚に豊富に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)にも血液をサラサラにする作用があります。
普段から魚を食べたり、調理したりする習慣があまりない方は、いわし、鯖、サンマは缶詰として売られていることも多いので、まずはそちらを活用することからとり入れてみると良いのではないでしょうか。
本日のまとめ
血流を良くすることは、クーラー病を防ぐことのほかに、全身の隅々まで酸素や栄養を行き渡らせることができるので、健康的な体づくりのためにも欠かせません。
今回紹介した食材をこまめに取り入れて、冷房に負けない体づくりにお役立ていただけたらと思います♪
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^)/
管理栄養士 渡辺亜里夏